銀河鉄道の夜

宮沢賢治

そら、もうだんだん早くなって、いきなり走りだしました。琴の星が、三つにも四つにも四つにも四つにも四つにも四つにも四つにもなって、すすきと川と、かわるがわる窓の外を指さして言いました。ジョバンニはいっさんに丘を走っていました。ところがボートは左舷の方半分はもうだめになって毛あなからちらけてしまうのでした。いるか、魚じゃありませんなというききおぼえのある声が、銀河ステーション、銀河ステーションと言う声がしたんだ。

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